Physisとは自分が持っている自然治癒力のことです!
ヒポクラテスの言葉「医師はPhysisを妨げてはならない。」を忘れてはならない!
たんとん先生の治療日記 No46
ただいま!先生、先生!
ラボ君、どうした?何かあったか?
僕は、もう決めたんだ!やっぱり、治療家を目指すんだよ!
私も、治療家を目指すからね先生!
そうかそうか、でもその前に、今は勉強を頑張ってそして学校を卒業して、大人になってからね。先ずは、勉強だね。
今からじゃ勉強できないのかな?
いや、勉強はできるけど、学校に行っている間はその勉強時間だけで余裕な時間はなくなるから、無理なんだよ。眠らずに勉強はできないからね。ご飯もお風呂も大事だからね。
でも、人間の病気を治療するのは普通お医者さんでしょ。それなのに、なんで専門に勉強しているのに治せないということがあるんだろう。
そうだね、そこが問題なんだよね。
病気って、もともと薬がないと私たちは生きられないのかなあ?
昔の人って、今みたいにいい薬なんてなかったろうから、
どうしていたんだろう?
大昔なら、ご祈祷の方とかに頼んで拝んで治してもらうという事だったんだが、今の医学になったのが、紀元前450年(約2500年前)にヒポクラテスという方がいて、現代医学の基礎を作られたんだよ。
その人が、「治療の基本として、医師は、その人の持つ病気の体を元の健康な体に戻す力(Physis=ピュシス)を妨げてはならない」と言われたんだ。
先生は良くその話をして下さるけど、そのPhysis(自然治癒力)って、薬は飲んでも大丈夫なんですか、薬って化学薬品でしょ。
そうだね、よく気が付いたね。はっきり言うと妨げになるんだよ。
でも、体力がない方や免疫が下がっている方などは、新陳代謝も良くないし、細菌やウイルスになどに負けてしまうんだ。
その時に、補助的に使うというのが薬なんだ。だから一時的にというのが正しい使い方なんだよ。
私も、20代にめまいのようなふらつきと、体のだるさ、首や背中の痛みで辛かったけど、原因が分かるまでは薬はもらわなかったんじゃ。
結局、原因が分からなかったので貰わずじまいという事じゃったがのう。
それじゃ、薬は飲まないで治したんだ!凄いな先生は!
いやあ、すごくも何でもないよ。正直言えば、もう死ぬんだなとしか思えなくって、夜寝る時には明日の朝は目が覚めるかな、なんてばっかり考えてたよ。だから、本当は弱い人間なんだよ。
そんな風にしか生きられない時が続いていた時に、師匠に出会ったんだ。だから、助けてもらえると思ったんだ。そしたら、「自分で治せ」の言葉を言われた時には、この先生は何を言うんだろうと思ったんだ。
でも、それがあったから今があるんじゃ。感謝感謝です。
その恩返しとして、「自分で治せ」を広めたいんじゃ。
さあ、帰って宿題をやるんだぞ、先ずは勉強、頑張んなさいよ。
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