ある診療所の一角で起こった出来事です。担当の先生はどこへ・・。
たんとん先生の治療日記 No35
先生、おはようございます!あれ?ラボ君はまだ?
今日はメイちゃんの方が早いね。もう来る頃でしょ。
うわ~、寝坊しちゃった!もう話が始まった?
いいや、これからだよ。今日は、こんなことがあったんだよという話だ。もう10年以上も前なんだが、ある診療所の一角で整骨院を開いて治療をしている時だったんだけど、その時は頭蓋治療をしていたんだ。
「先生、ちょっといいですか?」
と後ろから声をかけられて、どうしました?と返事をしたのですが、ちょっと来ていただけたらと要件を言わないまま手で合図をしていので、患者さんを待たせといて、ドアの外に出たら、胃カメラやってて顎を外した患者さんがいるので、お願いしますと手招きしている。
患者さんを置き去りなので、「んじゃちょっと待っててもらって下さい。」と、自分の患者さんを対応してから駆け付けると60~70歳ぐらいの女性が、顔を歪めたまま寝かせられている。
片方だけ外れたように顔が歪んでいる。
私は、あごを動かすと、時々カクっとか顎が鳴るんです。
それは、ちと危なっかしいな。
顎が動かなくなることもあるので、出来るだけ早めに治療を受けた方が良いと思いま~す。なんてね、後で治してやるよ。
顎はどうやって治すんだろう。顎を掴んで引っ張るのかなあ。
私の、やり方としては、患者さんの顎を両手の小指球で挟んでやる方法だ。色々あるけど、これが一番安全だ。その姿勢で1~2分ぐらい経った頃、ガクッと揺れて入ったんだ。もう大丈夫だ。
「はい、このまま少し待っていてください。」と言って顔を見たら、何と、20代後半のお嬢さんだったんだ。もうびっくりしてしまったんだ。
へ~、そんことがあったんだ!やっぱり顔は、歪むと変わるもんなんですか?それじゃびっくり仰天しちゃうよね
そうなんだよ。あとは2~3日、大口を開かないようにさえしてもらえば大丈夫だと思うよ。多分、大きく口を開けてとか言われたんでしょうね。皆さんも胃カメラにはご注意を・・。
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