こんな患者さんもおられるのですよ、気管に魚の骨が刺さって喘息症状に・・。
たんとん先生の治療日記 No31
先生、おはようです!
今日の患者さんのお話は、どんな話ですか?
今日はね、喘息の患者さんだよ。
喘息も苦しいからね。息が出来なくなっちゃうんだよ。
息が吸えなかったり、息が吐けなかったり。
先生おはようございます!喘息っていえば、
おばさんが喘息って言ってたような気がする。
喘息は、大人の喘息と子供の喘息があるんだけどね、子供の喘息は、背中を丸くするようにして治すんだ。
大人の喘息は、背筋は伸ばしながら、首の付け根を屈曲する方法で治療するんだよ。ちょっとだけ難しいけど、勉強すれば大丈夫だよ。
まあ、コロナショックから、
首の前傾や腰痛の脊柱管狭窄症等の方が多く見えられたので、コロナの影響だなあと考えながら治療を続けていましたね。
先生!喘息の話がどこかへ行っていますよ!
おっと、そうだった、喘息だね。
そのおばさん、Oさんは、せき込むけど喘息のような感じではなかったので、すぐ治療してみたんだ。
「あ~、楽になったけど何か残っているんだよね。」と言って、のどのした辺りを触っている。数回その治療をやってみてから、どうですか?と言って尋ねると、「あ~、楽です!」
と患者さんの声。
30分の治療を終えて次の予約を取って帰られた。
なんか、簡単そうだね!
私もそう思って、予約日に聞いてみたら、「やった時は、良かったんだけど、次の朝は同じだったんだという。「ガクッ」と来たけど見破られないように、「そうでしたか・・。」とちと明るい目の声でごまかした。
さてそれではと、再度治療を始めると普通な感じで痛みとかは取れるんだ。でもやはり、完ぺきではない様子でした。もう一回だけ様子を見たいのでと、予約を取ってもらった。三回目も同じように、治療後は楽になったという。どうもおかしい・・。
「すみません、ちょっと、大きい大学病院で検査だけでもまたやってもらえませんか?」一応検査は呼吸器内科の医院でやっている。
わかりました、呼吸器系の大学病院で診てもらってきます。
え~、先生は、症状が取れなかったんだ。相当悪いのかもね。
ひと月位過ぎてから、紹介してくれた方が話してくれたんだ。「先生ごめんなさいね、この間のOさんだけど、大学病院に行って検査したら何でもないって言われたんだって。だけど先生があれほどやってくれて治せなかったのを気にして、もう一度そこで精密検査が出来るところを紹介してもらったんだって。そしたらね。肺の奥の方に魚の骨が刺さっているのを見つけてくれて、それを取ったらスッキリ咳が止まって、たんとん先生に悪いし、恥ずかしくて行けないから、貴方から話しといてって言われたの。まったくね~、そんな話聞いたこともないよね。」・・・。
言葉が見つからず、苦笑いするだけでしたね。
え~、そんなことあるんですか?
え~、信じられない・・。
私も驚きで息が止まったかなあと思うくらいでしたよ。
さあ、学校だ、遅刻するぞ!
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