30.骨盤変位の中学生が、実は肉腫というガンだった

整形外科の先生から紹介された中3の女の子は、実は肉腫というガンだった・・

たんとん先生の治療日記 No30

ラボ

ただいま、先生今日はね健康の話があってね、
今、ガンが多いって学校先生が言ってた。

たんとん先生

そうだね。今一番多い死亡の原因は、やはり悪性新生物、次いで心疾患、次いで老衰、その次が脳血管疾患だね。

メイ

先生ただいま!まだ子供の私が言うのも変だけど、何歳まで生きられるのだろうって思う時があるんだよね。ママとかパパもね。

たんとん先生

そうだね。基本的には、130歳までってよく言ってるけど、周りには他の生物もいるからね。細菌とかウイルスとかね。まあ、ウイルスは細菌と違って生物とは言わないけどね。非生物と言っているんだよ。みんな戦いながら、半分はともに助け合って生きているんだよ。

ラボ

ガンはどうなんだろう?共に生きているのかな?
それとも、やはり殺し合いをしているのかもね。

たんとん先生

私は違うと思っているんだ。がん細胞は、生物の細胞が代謝を繰り返して自ら死んでいくようにプログラムされているんだけども、きちんとした代謝が出来なくなると脳が判断した時に、ガン化させて少しでも生存できるようにしているのかもと思っているんだ。
たとえば、低体温になったり、体が酸化してきたり、アルカリ化してきたりして、ホメオスタシス(恒常性機能)を保てなくなった時が病気になるという事だと思っているんだ。

メイ

今日の治療のお話は、ガンに関することなのかな。

たんとん先生

そうなんだよ。もう20年も前になるけど、整形外科の先生から「骨盤が歪んでるから、整体の先生に調整してもらってきなさい。」と言われたという事で、中学3年生の女の子がお母さんと来院してきたんだ。
私が「じゃあ、ちょっと後ろを向いて立ってみてください。」と言って立ってもらったんだけど、肩の下がりも通常だし回旋もスムーズに回るし、あれっ?そんなに目立って歪んでるというほどでもないけどなあ・・
という感じだったんだ。臀部のあたりが変なんですと言っていたので、うつ伏せになってくれる?と言ってうつ伏せで触診してみると、梨状筋と小殿筋の間に少し盛り上がってる筋肉があることに気づいた。
これが歪んでると言われた犯人だなと思いだし、治療を始めたんだ。
あれ、緩まない・・?なぜか、両方治療しても普通はフワッて筋肉が緩むのに緩まない。まさか・・?とその筋肉の周りを触診すると周りがはっきりしない感じがしたんだ。

ラボ

周りがはっきりしないのは、ガンという事なんですか?

たんとん先生

がん細胞は、設計図がないから形が決まっていないんだ。だから周囲がボコボコみたいに感じるんだ。それで、親子が過度な心配しないように
気を付けながら、D大学病院に精密検査を依頼したんだ。
そうしたら、D大学病院では手に負えないからと、今度は、東大病院で受け付けてもらったんだ。そこで、色々処置をしていただけたんだ。
この話は後日、お母さんから聞いたことなんだけどね。
でも、「早く見つけて頂いて助かりました。」と言ってくださったので、助かったんだとホットしたんだよ。

メイ

すごいね~!その女の子も助かって良かったね。

たんとん先生

さあ、冷えて来たよ。気を付けて帰んなよ!

日本はなぜガンが多いのか?昭和の初期は、世界的にも少ない国だったのに・・

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