膝が痛くて曲げられない。でも原因があるから必ず曲げられるよ!
たんとん先生の治療日記 No26
ラボ
ただいま!先生いる~?
お、ここにいるよ!
今度はね、膝の治療の話だよ。
ラボ君、先生ただいま~!
膝の治療?あまり珍しくもないけど・・
まあ、聞きなさい。
その人はTさんという方なんだが、奥さんの肩を借りてやっと歩ける状態でみえたんだ。色々聞いても「何にもしていない」という、まあいつもの答えなんだが、そこから深堀していくんじゃ。
膝を見ると赤く腫れあがって、見るからに痛そうという感じだった。
まったくひざは曲げられない状態で、昔のケガの後遺症かなとも思ったんだが、なんかおかしいのだ。
膝を曲げられないって、昔のケガかもね?
で、とにかく原因を見つけないと、治しても繰り返すだけで、だんだん悪化していくからね。
膝が曲がらないのは、膝を伸ばし切っているからなんだが、色々聞いても「いややってない」、「それもやってない」の連続で困ったなーと、思った時に奥さんが、「あんた、いつもソファーでうたた寝するときに、足を膝の所で重ねて組んでいるよ。」あ、それだ。
え、足を組んでいるだけで痛めちゃうの?
なぜケガをするのかというと、重ねて組んでいる足が寝なければいいけど、必ず瞬間寝をするんだよ。ノンレム睡眠という深い眠りなんだだけどね。深い眠りに入ると、仮死状態になって筋肉が緩んでくると、両足とも伸びて上の足が下の足を押してしまうんだ。
そうすると、下の足が上の足の重みで過伸展を起こして、曲げられなくなるんだよ。
その深い眠りの時には壊さないけど、覚醒(めざめ)の時に壊すんだな。
へ~、そんなんで壊すんだ、びっくりだね。
そうなんだ。だから全く記憶にないから、「何にもしていない」になるんだよ。まあ、病気も痛みも必ず原因があると覚えていると治せるよ。
コメント